2003年1月から規制を開始し、現在は下記が適用中です。 (一部誤記訂正:2012.2.23)
陸内協が実施する自主規制
自主規制の概要
陸内協の掲げる環境対応の目標に対する施策として、出力が19kW未満のガソリンエンジンとディーゼルエンジンに対して、陸内協が自主的な排出ガス規制を実施しています。
自主規制に適用される規定や基準値などは、原則としてアメリカの同種のエンジンに対するものを導入しており、欧州連合も同様にアメリカに合わせた法規制を施行しているため、国際的に整合した基準となっています.このような状況について、国の中央環境審議会では平成17年及び平成20年等の答申において、この範囲のエンジンは当面の間、業界の自主的取組みが着実に行われているよう望むとして、国からも正当な位置づけがなされています。
この自主規制は、2003年からガソリンエンジンを対象に開始され、2006年からディーゼルエンジンにも適用されています。自主規制に当たって、各エンジン型式に対する排出ガス量の測定法や事務局へのデータ届けの書式など関連する事項を規定集として作成しています。陸内協会員のエンジン製造会社は、この規定集に基づいて自社で測定し、その結果を陸内事務局に提供します。届け出られたデータの集計や整理は陸内協事務局が行い、状況把握に活用すると共に、主要なデータを対外的に広報するなど自主規制制度の透明化のために活用しています。
規制の対象とするエンジンの用途は普通自動車や小型自動車・軽自動車などの自動車用を除いた建設機械・農業機械・産業機械と呼ばれる各種の搭載用エンジンです。発電機セットや刈払機などのようなエンジンで移動するのではない機械も含まれています。下表の着色部分には対象となるエンジンを示します。欧米の排出ガス規制では「ノンロードエンジン」と呼ばれる用途です。
| 搭載機械 (使用される機械) |
陸用エンジン(搭載用) | 自動車 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 可搬形機械 携帯形・非携帯形・発電機・圧縮機 |
公道を走行しない | 公道を走行する | ||||
| 出力 19kW未満 |
出力 19kW以上 |
出力 19kW未満 |
出力 19kW以上 |
|||
| レベル設定 | なし | なし | 大防法 | なし | 大防法 | 大防法 |
| 規制法規 | なし | なし | オフロード法 (特定特殊自動車として) |
なし | 車両法 (特殊自動車として) |
車両法 (普通自動車、小型自動車、軽自動車など) |
| 陸内協 自主規制 |
対象 19kW未満 |
対象 19kW未満 |
なし | 対象 19kW未満 |
なし | なし |
| 建設機械指定制度適用対象を除く | ||||||
凡例:
=自主規制対象エンジン(19kW未満のガソリン及びディーゼルエンジン)を示す。建設省指定制度の対象となるディーゼルエンジンは自主規制の対象とはしない。
自主規制の概要

自主規制は陸内協が自主的に実施しており、したがって参加するのは陸内協の会員であるエンジンメーカーです。カラー版の自主規制ラベルとモノクロ版の自主規制ラベルとがあり、会員メーカーは右に示すデザインのいずれかの自主規制ラベルを自社製品に貼り付けることができます。
自主規制の規制基準
ガソリンエンジン
| 非携帯機器用 | 排気量(cc) | 規制基準値(g/kWh) | 試験モード | |
|---|---|---|---|---|
| HC+NOX | CO | |||
| 出力 19kW未満 |
66未満 | 50 | 610 | 2モード |
| 66以上、100未満 | 40 | 610 | 6モード | |
| 100以上、225未満 | 16.1 | 610 | ||
| 225以上 | 12.1 | 610 | ||
| 携帯機器用 | 排気量(cc) | 規制基準値(g/kWh) | 試験モード | |
|---|---|---|---|---|
| HC+NOX | CO | |||
| 出力 19kW未満 |
20未満 | 50 | 805 | 2モード |
| 20以上、50未満 | 50 | 805 | ||
| 50以上 | 72 | 603 | ||
ディーゼルエンジン
2006年1月より規制を開始し、現在は下記が適用中です。
| 出力(kW) | 規制基準値(g/kWh) | スモーク(%) | 試験モード | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NMHC+NOX | CO | PM | アクセル | ラグ | ピーク | ||
| 8未満 | 7.5 | 8 | 0.4 | 20 | 15 | 50 | 可変速6モード 一定速5モード |
| 8以上、19未満 | 7.5 | 6 | 0.4 | 20 | 15 | 50 | |
(注:1シリンダーエンジンにはスモーク規制を適用しません。)
自主規制の実績(集計結果)
このページではガソリンについてはHC+NOXの、ディーゼルについてNMHC+NOXとPMの実績(直近:2010年1月より12月の集計結果)を紹介します。その他の排出物を含む詳細数値は以下のリンクを参照して下さい。
ガソリンエンジンの実績
炭化水素及び窒素酸化物排出量【HC+NOX】
ガソリンエンジンの実績総排出量は5、001.1トンで、前年比127.9%です。前年に較べて実績総排出量の増加した理由は、生産台数の伸びの影響によるものと思われます。自主規制導入(2003年)以前の総排出量と較べると、25%低減されたことになります。


ディーゼルエンジンの実績
炭化水素及び窒素酸化物排出量【NMHC+NOX】
ディーゼルエンジンの実績総排出量は313.4トンで、前年比103.2%です。前年に較べて実績総排出量の増加した理由は、生産台数の伸びの影響によるものと思われます。自主規制導入(2006年)以前の総排出量と較べると、35.8%低減されたことになります。


粒子状物質排出量【PM】
ディーゼルエンジンの実績総排出量は11.7トンで、前年比99.7%です。前年に較べて生産台数は若干伸びているものの、1台当たりの排出量を削減して、実績総排出量は前年並みとすることができました。なお、自主規制導入(2006年)以前の総排出量と較べると、64.9%低減されたことになります。








